Galaxy Z Fold6とZ Fold5との違いを比較。スペック・価格・発売日などまとめ

サムスンの新型折りたたみスマホ、Galaxy Z Fold6が発表されました。

本記事では、Galaxy Z Fold6とGalaxy Z Fold5を比較し、どんな違いがありどの程度進化したのか？という情報をまとめています。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

Galaxy Z Fold6とZ Fold5を比較。違いはほとんどナシ？

Galaxy Z Fold6はZ Fold5からの目新しい進化があまりないというのが正直な感想です。

Z Fold6⇒Fold5の主な変更点をまとめると次のようになります。

Z Fold5とZ Fold6の違いを比較

また、プロセッサーは順当に最新世代のチップセットに更新されています。

以下では、各項目別にスペックを比較してみます。

比較項目	Galaxy Z Fold6	Galaxy Z Fold5
メインディスプレイ	・7.6インチ・Dynamic AMOLED 2X ・2160×1856ピクセル・1～120Hz	・7.6インチ・Dynamic AMOLED 2X ・2176 x 1812(21.6:18) ・リフレッシュレート1～120Hz
サブディスプレイ	・6.3インチ・Dynamic AMOLED 2X ・2376×968ピクセル・リフレッシュレート48~120Hz	・6.2インチ・Dynamic AMOLED 2X ・2316 x 904(23.1:9) ・リフレッシュレート48~120Hz

まずはディスプレイの比較から。

折りたたみできるメインディスプレイは、7.6インチのままサイズの変更はありません。しかし、アスペクト比が微妙に変わっている関係で解像度もわずかに変化しています。

とはいっても、比率の変更に伴う変化であり高画質化・低画質化したわけではないので、使い心地にはほぼ影響はないものと思われます。

一方、サブディスプレイは0.1インチのみですが大きくなっています。メインディスプレイと同様に変化を明確に感じられるほどではないですが、ボディサイズが小型化していることを考えるとポジティブな変更点と捉えていいのではないでしょうか。

比較項目	Galaxy Z Fold6	Galaxy Z Fold5
チップセット	Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy	Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
メモリ / ストレージ	12 / 256GB 12 / 512GB 12 / 1TB	12 / 256GB 12 / 512GB 12 / 1TB
バッテリー容量	4400mAh	4400mAh
充電速度	有線：25W (ワイヤレス急速充電にも対応)	有線：25W (ワイヤレス急速充電にも対応)

パフォーマンスに直結する部分を比較していきます。

まず、チップセットは順当にSnapdragon 8 Gen 2からSnapdragon 8 Gen 3にアップしました。先代と同じく、Galaxy向けに最適化された for Galaxyモデルです。

メモリ容量とストレージ容量はZ Fold6もZ Fold5も同じ。

また、バッテリー容量と充電速度も変わりません。

パフォーマンスについては、変化がないというよりもこれ以上のスペックアップは不要なので、今後も現状維持が続くのではないかと思われます。

比較項目	Galaxy Z Fold6	Galaxy Z Fold5
カメラ	メインカメラ・50MP ・F1.8 ・OIS 超広角カメラ・12MP ・F2.2 ・視野角123° 望遠カメラ・10MP ・F2.4 ・OIS ・光学3倍	メインカメラ・50MP ・F1.8 ・OIS 超広角カメラ・12MP ・F2.2 ・視野角123° 望遠カメラ・10MP ・F2.4 ・OIS ・光学3倍
インカメラ	・10MP/F2.2 アンダーディスプレイカメラ・4MP/F1.8	・10MP/F2.2 アンダーディスプレイカメラ・4MP/F1.8

続いては、カメラの比較。

スペックを見てわかる通り、Galaxy Z Fold6のカメラはGalaxy Z Fold5のカメラと全く同一のシステムが搭載されています。

もしかすると、スペック表に現れない部分での改良はあるのかもしれませんが、ハードの改良による大幅な画質の向上や新たなカメラの活用などには残念ながらあまり期待はできません。

Galaxy Z Fold6がZ Fold5と比較して最も進化したのは、Galaxy S24シリーズから登場したGalaxy AIに対応していること。

特に、先行してGoogle Pixel Foldに実装されていた、対面するユーザーの会話内容をメインディスプレイとカバーディスプレイのそれぞれに表示する「会話モード」は、Fold6の折りたたみ画面を活かしたユニークな機能です。

また、Sペンを使って雑にイラストを描くと、まるでプロの画家やイラストレーターが描いたかのようなイラストに変換してくれる「AIスケッチ」も、Z Fold6ならでは。

リアルタイムで翻訳・文字起こしをしてくれる「リスニングモード」は会議や講義のような1対複数の場面に対応したほか、「リアルタイム通訳」は、新たにLINEやInstagramにも対応しました。

これらの新たなAI機能の実装は、Galaxy Z Fold6の折りたたみスマホとしての使い勝手をワンランクアップしてくれるはずです。

Galaxy Z Fold6の国内向けSIMフリーモデルは、2024年7月17日(水)より予約受付がスタートし、7月31日に発売されます。

SIMフリー版は、Galaxy Harajuku・Galaxy Studio Osaka・Galaxy Experience Space・Samsungオンラインショップで取り扱われるとアナウンスされています。

Galaxy Z Fold6の価格はコチラ。

ドコモ・auでも同じく7月17日に予約受付、7月下旬に発売される予定です。